Japanese News: 熱海土石流災害遺族や被災者現場付近で黙とう発生から4か月

熱海あたみ土石流どせきりゅう災害さいがい遺族いぞくや被災ひさい者しゃ現場げんば付近ふきんで黙もくとう発生はっせいから4か月かげつ

Nov 3, 2021 14:11

Furigana

静岡しずおか県けん熱海あたみ市しで起おきた土石流どせきりゅう災害さいがいから3日にちで4か月かげつとなり、被災ひさいした人ひとたちは被災ひさい現場げんばの近ちかくで犠牲ぎせい者しゃを悼いたんで黙もくとうをささげました。

ことし7月つき3日にちに熱海あたみ市し伊豆山いずやま地区ちくで発生はっせいした大だい規模きぼな土石流どせきりゅうによる災害さいがいでは、大量たいりょうの土砂どしゃが住宅じゅうたく地ちに猛烈もうれつな勢いきおいで押し寄おしよせて26人にんが亡なくなり、今いまも太田おおた和子かずこさんが行方ゆくえ不明ふめいになっていて捜索そうさくが続つづけられています。

発生はっせいから4か月かげつとなる3日にち、遺族いぞくと被災ひさい者しゃでつくる「被害ひがい者しゃの会かい」の人ひとたちが現場げんば近ちかくに集あつまり、発生はっせい当日とうじつ、消防しょうぼうに最初さいしょの通報つうほうがあった午前ごぜん10時半じはんごろに犠牲ぎせい者しゃを悼いたんで黙もくとうをささげました。

今回こんかいの土石流どせきりゅうをめぐっては先月せんげつ末まつ、警察けいさつが崩落ほうらくの起点きてんにあった盛り土もりつちを造成ぞうせいした不動産ふどうさん会社かいしゃと、今いまの土地とち所有しょゆう者しゃの関係かんけい先さきを、業務ぎょうむ上じょう過失かしつ致死ちしの疑うたがいなどで捜索そうさくし、崩落ほうらくの危険きけん性せいを認識にんしきしていたかどうかなど捜査そうさを進すすめています。

「被害ひがい者しゃの会かい」の副ふく会長かいちょうで自宅じたくが全壊ぜんかいした太田おおた滋しげるさん（65）は「行方ゆくえがわからない太田おおた和子かずこさんが、早はやくご家族かぞくのところに戻もどってもらいたいというのを第だい一いちに考かんがえて黙もくとうしました。土石流どせきりゅうが流ながれた現場げんばは何なにも残のこっておらず、なぜこんなことになってしまったのかという思おもいを強つよくしました」と話はなしました。