複数の枝が突き出ている形のサンゴは、海面から出た部分に細かい軽石が積もっている様子が確認できます。
山城教授は、一時的に軽石がサンゴの表面にはりつき、空気が遮断されて呼吸がしにくくなっていると分析しています。
そのうえで、軽石がぶつかりサンゴがダメージを受けている可能性があるとしています。
一方、丸い葉が重なっている形のサンゴも、海面から出ている部分に複数の軽石が積もっている様子が確認できましたが、山城教授は「軽石がおわんの中に浮いているような状態で、満潮になり海面が上昇するとどこかに流れていく」と述べ、サンゴへのダメージはないとしています。
そのうえで「海面が大量の軽石に覆われると、日光が届かないので光合成ができず、それが数週間続くとサンゴは飢餓状態になるおそれがある。軽石はいろいろな海岸に漂着しているので、何かしらの影響が出ていると思う」と話していました。