ブラジル南東部、ミナスジェライス州のカラチンガ近郊で5日、パイロットを含む5人が乗った小型機が墜落しました。小型機にはブラジルの歌手マリリア・メンドンサさん(26)やその関係者が乗っていて、地元当局は全員の死亡が確認されたと発表しました。
メンドンサさんは、ブラジルのカントリー音楽と言われる「セルタネージャ」の国民的な人気歌手で、2019年に「ラテン・グラミー賞」のセルタネージャ部門で最優秀アルバム賞を受賞しました。
また、新型コロナウイルスの感染が広がった去年4月には、インターネット上でチャリティーコンサートを配信し、一度に300万人を超える人が視聴したことが話題を呼びました。
地元メディアによりますと、メンドンサさんの乗った小型機は目的地の空港に近づいて高度を下げたところで送電線に接触し、墜落したと見られるということです。
メンドンサさんはこの日の夜、訪問先でコンサートを開く予定だったということで、現地で大きな衝撃が広がっています。