アメリカの先月10月の消費者物価指数は6.2%上昇し、およそ31年ぶりの高い水準となりました。
アメリカ労働省が10日に発表した10月の消費者物価指数の上昇率は、前の年の同じ月に比べて6.2%となりました。上げ幅は1990年11月以来、およそ31年ぶりの大きさです。人手不足や供給網の混乱に加え、ガソリン価格の高騰も物価を押し上げました。
これを受けてバイデン大統領は声明を発表し、物価の上昇を改善することが「私の最優先事項だ」と強調しました。
中央銀行にあたるFRBが目標とする2%の物価上昇を大きく上回る状況が続いていて、今月から始める量的緩和策の縮小のペースや利上げの時期が早まる可能性もあります。