Actualités japonaises: 本庶さんと製薬会社和解本庶さんに50億円京大に230億円寄付

本ほん庶さんと製薬せいやく会社かいしゃ和解わかい本ほん庶さんに50億おく円えん京大きょうだいに230億おく円えん寄付きふ

Nov 12, 2021 17:11

Furigana

ノーベル医学いがく・生理学せいりがく賞しょうを受賞じゅしょうした京都大きょうとだい学がく特別とくべつ教授きょうじゅの本ほん庶佑たすくさんが、開発かいはつに関かかわったがんの治療ちりょう薬やくの特許とっきょ使用しよう料りょうをめぐって大阪おおさかの製薬せいやく会社かいしゃを訴うったえた裁判さいばんは、製薬せいやく会社かいしゃが本ほん庶さんに50億おく円えんを支払しはらうとともに、京都大きょうとだい学がくに230億おく円えんの寄付きふを行おこなうことで12日にち、和解わかいが成立せいりつしました。

3年ねん前まえにノーベル医学いがく・生理学せいりがく賞しょうを受賞じゅしょうした京都大きょうとだい学がく特別とくべつ教授きょうじゅの本ほん庶佑たすくさんは、みずから開発かいはつに関かかわったがんの治療ちりょう薬やく「オプジーボ」を製造せいぞう販売はんばいする大阪おおさかの小野おの薬品やくひん工業こうぎょうに対にたいして、特許とっきょ使用しよう料りょうの配分はいぶんが異常いじょうに低ひくいなどと主張しゅちょうして、262億おく円えんの支払しはらいを求もとめる訴うったえを大阪おおさか地方ちほう裁判所さいばんしょに起おこしていました。

小野おの薬品やくひん工業こうぎょうは12日にち、この裁判さいばんで本ほん庶さんに解決かいけつ金きんなどとして50億おく円えん、さらに京都きょうと大学だいがくに設立せつりつされる、小野おの薬品やくひんと本ほん庶さんがつくる研究けんきゅう基金ききんに230億おく円えんの寄付きふを行おこなうことで和解わかいが成立せいりつしたと公表こうひょうしました。

大阪おおさか地方ちほう裁判所さいばんしょで行おこなわれてきた裁判さいばんでは、本ほん庶さんと小野おの薬品やくひん工業こうぎょうの相良さがら暁あきら社長しゃちょうに対にたいする尋問じんもんが行おこなわれ、双方そうほうの主張しゅちょうが真っ向まっこうから対立たいりつしていましたが、裁判所さいばんしょが和解わかいを勧告かんこくしていました。

本ほん庶さん「企業きぎょうから還流かんりゅうの資金しきんや寄付きふで基礎きそ研究けんきゅうを支援しえんしたい」

和解わかいを受うけて本ほん庶さんは「裁判所さいばんしょの調整ちょうせいによって納得なっとくできる内容ないようの解決かいけつができた。企業きぎょうから還流かんりゅうされる資金しきんや寄付きふにより、基礎きそ研究けんきゅうを長期ちょうき的てき展望てんぼうで支援しえんしたい。企業きぎょうと大学だいがくが協力きょうりょくして、若わかい研究けんきゅう者しゃが人生じんせいをかけてチャレンジできる研究けんきゅう環境かんきょうを用意よういしていくことが、国くにの成長せいちょうには不可欠ふかけつだ」というコメントを出だしました。