国会議員に
毎月100
万円支払われる「
文書通信交通滞在費」をめぐり
自民党の
茂木幹事長は、さきの
衆議院選挙で
初めて当選した
議員などに、10
月分が
全額支給されたことは
違和感が
あるとして、
党で
集めて
寄付するなど、
対応を
検討する
考えを
示しました。
国会議員に毎月100万円支払われる「文書通信交通滞在費」をめぐっては、10月31日の衆議院選挙で初当選した議員などにも、10月分が全額支給されていて、野党内では在職日数に応じて日割りで支給する仕組みに改めるべきだという声が広がっています。
自民党の茂木幹事長は、党の役員会で「新人などへの全額支給は違和感がある」と述べ、適切な対応を検討するよう指示しました。
これに対し、高木国会対策委員長は「議院運営委員会で各党と相談したい」と応じ、必要な法改正も含め与野党で対応を協議する考えを示しました。
このあと、茂木氏は記者会見で「まずは各党の自主的な取り組みが必要だ。自民党としては、新人や元議員は全額を返金してもらうなど、国民から見ておかしいという形にならないよう、適切な対応を速やかにとりたい」と述べ、党で集めて寄付するなど、対応を検討する考えを示しました。
公明 山口代表「違和感もつ国民は多い 議論し合意を」
公明党の山口代表は、記者会見で「違和感をもつ国民は多いと思うので、党としての対応を検討していきたい。一方で、国民のために当選後、直ちに活動することも有権者からの求めであり、議論して合意を作っていくことが大事だ」と述べました。