日本新聞: 大久保嘉人が涙の引退会見「自分のスタイル貫き通した」

大久保おおくぼ嘉人よしとが涙なみだの引退いんたい会見かいけん「自分じぶんのスタイル貫き通つらぬきとおした」

Nov 22, 2021 17:11

Furigana

サッカーの元もと日本にっぽん代表だいひょうでJ1で歴代れきだい最多さいたの191得点とくてんをあげているセレッソ大阪せれっそおおさかのフォワード、大久保おおくぼ嘉人よしと選手せんしゅが引退いんたい会見かいけんを行おこない「自分じぶんのスタイルを貫き通つらぬきとおして20年間ねんかん戦たたかえたことを誇ほこりに思おもう」と現役げんえき生活せいかつを振り返ふりかえりました。

39歳さいの大久保おおくぼ選手せんしゅはセレッソや川崎かわさきフロンターレ、それに海外かいがいのクラブを含ふくめ現役げんえきで20年間ねんかんプレーし、J1で歴代れきだい最多さいたの191得点とくてんをあげたほか日本にっぽん代表だいひょうとしてもワールドカップの2大会たいかいに出場しゅつじょうしました。

大久保おおくぼ選手せんしゅは22日にち、大阪おおさか市内しないのホテルで記者きしゃ会見かいけんし、引退いんたいを決きめた理由りゆうについて「20年間ねんかん、苦くるしいことの方ほうが多おおかったがそれを見みせないようにと細ほそい糸いとがギリギリつながっているような状態じょうたいでプレーを続つづけてきた。自分じぶん自身じしん、まだまだできるだろうと言いわれるうちにやめたいという気持きもちもあったのでそれが今いまだと思おもった」と時折ときおり、涙なみだで言葉ことばを詰つまらせながら話はなしました。

その上うえで、ピッチで感情かんじょうをあらわにする自身じしんのプレースタイルについては「やんちゃと言いわれることも多おおかったが、自分じぶんのスタイルを貫き通つらぬきとおしてやってこれたことを誇ほこりに思おもうし、悔くいなくサッカー人生じんせいを終おえられて今いまは幸しあわせだ」と振り返ふりかえりました。

また、今後こんごについては「僕ぼくの意見いけんを伝つたえなければいけないというのもありますし、もっともっとサッカーのことを知しりたいし、勉強べんきょうしていきたい」と指導しどう者しゃへの意欲いよくも示しめしました。

その上うえで、今こんシーズン、J1で2試合しあいが残のこっているほか、チームが天皇てんのう杯はいで準決勝じゅんけっしょうに進出しんしゅつしていることを踏ふまえ「まだ、日本にっぽんのチームでタイトルをとったことがない。最後さいごのチャンスがあるので、絶対ぜったい決勝けっしょうまで行いってセレッソのメンバーやスタッフ、関係かんけい者しゃの皆みなさんと優勝ゆうしょうして喜よろこべたらいいなと思おもう」と意気込いきごんでいました。