薪を
背負いながら
本を
読む像で
知られる
二宮金次郎の
神奈川県小田原市に
ある生家で、20
日朝早く、
壁にスプレーのようなもので
落書きされているのが
見つかり、
警察は
悪質な
いたずらとみて
調べています。
小田原市によりますと、20日午前6時すぎ、市内にある二宮金次郎、のちの尊徳の生家の東側の外壁に、赤いスプレーのようなもので落書きされているのを警備員が発見しました。
落書きは縦が2メートル近く、横が5メートル余りで、カタカナで人の名前などを書いたように見えるということで、警察は悪質ないたずらとみて建造物損壊の疑いで調べています。
今の小田原市出身の二宮尊徳は若くして両親を亡くしましたが、働きながら学問を身につけたことから勤勉さの象徴とされ、かつては薪を背負って本を読む姿の像が多くの小学校に建てられていました。
その生家は昭和38年、神奈川県の重要文化財に指定されていて、小田原市生涯学習課の秋澤和典副課長は「小田原を代表する偉人の生家を傷つけられ、許せません。落書きした人は、名乗り出て反省してほしい」と話しています。