ゴムまり? それともエイリアン? 岡山市北区粟井のため池に近い用水路に、薄茶色のゼリー状の塊が無数に発生しました。直径20センチほどのボール状、1メートル超のものなどが水路を埋め尽くしています。
岡山理科大の小林秀司教授(動物系統分類学)によると、正体は北米原産の外来種「オオマリコケムシ」とみられます。淡水にすむ触手動物コケムシの一種で、個体は数ミリ程度ですが、夏場には群体をつくって大きくなります。触るとプルプルとしています。
農作物や動物に害を及ぼしませんが、水質が悪いと発生しやすいとされます。