カタールで
開幕した
陸上の
世界選手権は、
大会初日に
女子マラソンが
行われ
谷本観月選手が
日本選手として
2大会ぶりの
入賞と
なる7位に
入りました。
女子マラソンは、
現地カタールの
気温と
湿度が
高いため、
大会初日の27
日深夜に
スタートする
異例の
レースとなりました。
日本からは谷本選手と中野円花選手、池満綾乃選手の3人が出場しました。レースは気温が30度、湿度が90%と過酷な条件の中でスタートし、日本勢は序盤、先頭集団から大きく遅れました。
24歳の谷本選手は20キロすぎから少しずつペースをあげ、30キロすぎで10位まで順位をあげました。谷本選手は、その後も粘りの走りでさらに順位をあげ、日本選手として2大会ぶりの入賞となる7位でフィニッシュしタイムは2時間39分9秒でした。
その他、日本勢は、中野選手が2時間42分39秒で11位、池満選手は途中棄権しました。
優勝はケニアのルース・チェプヌゲティチ選手で、タイムは2時間32分43秒でした。この日のレースは40人が完走した一方で池満選手をはじめ28人の選手が途中棄権し、過酷な気象条件でのレースを象徴する結果となりました。
谷本「応援がしっかり聞こえて力になった」
7位に入賞した谷本観月選手は、中盤から追い上げた周回コースのレースについて「意外と大丈夫かなと思ったが、5週目ぐらいから正直苦しかった。暑い中でのレースでしたが、監督の指示どおり焦らずに走れた。給水のたびにまわりの応援や家族の応援がしっかり聞こえてそれが力になり頑張ることができた」と話していました。