山形県飯豊町の白川ダムにある白川湖で、湖畔に群生するシロヤナギが水につかる「水没林」が出現しています。雪解け水で湖の水位が上がる今の時期にしか見られない光景で、鮮やかな新緑と、湖面に映る空の青さが美しいコントラストをなしています。
国土交通省白川ダム管理支所によると、木々が水没し始めたのは3月下旬頃です。今後は、雪解け水の流入が減り、徐々に水位が下がっていきます。
例年、カヌーやカヤックで幻想的な風景を楽しむ人も多いですが、レジャーなどでの湖面の利用自粛を呼びかけています。人けのない湖を吹き抜ける風が、木々の葉をさらさらと揺らしていました。