栃木県は、
那須塩原市の2つの
養豚場でブタの
伝染病CSF=
豚熱への
感染が
確認されたことを
受けて、17
日夜から24
時間態勢で
およそ3
万7000
頭の
殺処分を
進めています。
栃木県は17日、那須塩原市にある2つの養豚場でブタの伝染病CSF=豚熱への感染が確認されたと発表し、17日夜から、関連する施設もあわせ飼育しているおよそ3万7000頭の殺処分を開始しました。
豚熱の感染が2018年に国内では26年ぶりに岐阜県の農場で確認されて以降、一度に処分する頭数としては、国内で最も多く、栃木県の養豚場での感染は初めてだということです。
殺処分は県と自衛隊のあわせて600人が24時間態勢で進めていて、18日朝は、県の職員およそ50人が前日から対応に当たっている職員と交代するため、中継地点の市内の体育館に集まりました。
職員は、受付で消毒と検温を行い、配られた防疫服に着替えるとマイクロバスに乗り込んで現地に向かいました。
県によりますと、当面は毎日2000頭ずつ処分する計画で、埋める作業が終わるまでには1か月近くかかる見込みだということです。
感染経路は分かっておらず、今後、国の疫学チームが調査を行うということで、栃木県は感染拡大の防止とともに着実な処分を進めることにしています。