アメリカで
気候変動問題を
担当するケリー
特使は、バイデン
政権の
高官として
初めて中国を
訪れ、
今月15
日から2
日間にわたって、
上海で、
中国の
気候変動問題の
責任者、
解振華氏と
会談しました。
会談について米中両政府は日本時間の18日、共同声明を発表し、気候変動対策を協力して進めていくことで一致したことを明らかにしました。
声明では、地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」に基づく温室効果ガスの削減に向け、再生可能エネルギーの導入の拡大や、メタンなどの温室効果ガスの排出に対処するための協力などについて、議論を続けていくとしています。
また発展途上国への支援を最大化するための行動をとることで一致したほか、今月22日と23日にアメリカが主催する気候変動サミットについて「両国は楽しみにしている」としています。
アメリカと中国は人権や安全保障などの問題で対立を深めていますが、二酸化炭素の2大排出国であり、互いに重視する気候変動対策では連携していく姿勢を示した形です。