勢いのあるスタートからスピードを維持してフィニッシュにつなげる走りが持ち味です。
オリンピックには、ロンドンとリオデジャネイロの2大会に連続で出場し、リオデジャネイロ大会では男子400メートルリレーのメンバーとして銀メダルを獲得しました。
国内トップクラスの実力を持ちながら、おととしは肺の病気などで、昨シーズンは右ひざの痛みの影響で不本意なシーズンを送りました。
巻き返しをかけた今シーズンは、はじめて専任のコーチをつけて走りを見直し、6月に鳥取市で行われたレースで9秒95の日本新記録をマークしました。
その勢いに乗り、代表選考会の日本選手権で3位に入って3回目のオリンピック代表に内定しました。
東京大会では男子100メートルでの決勝進出と、男子400メートルリレーでの金メダル獲得を目標に掲げています。
山縣選手はJOCを通して「自国開催のオリンピックにおいて日本代表選手団主将を拝命し、大きな責任を感じています。非常に難しい状況ですが、私たちがやるべきことは変わらないと思っています。日の丸の誇りを胸に行動規範を順守し、日本代表選手団として国民の皆様に少しでも前向きなニュースを届けられる様、精いっぱい努めて参りたいと思います」とコメントしています。
3大会連続のオリンピック出場です。 強烈なフォアハンドのドライブが持ち味で、ラリーでの得点力の高さも強さを支えています。 卓球選手だった両親の影響で7歳から卓球を始め、全日本選手権の女子シングルスでは、高校3年の時に初優勝しました。 オリンピックでは、初出場だった2012年のロンドン大会で日本卓球史上初のメダルとなる女子団体の銀メダル獲得に貢献し、2016年のリオデジャネイロ大会でも女子団体で銅メダルと、2大会連続でメダルを獲得しています。 ここ数年、若手選手の活躍に押されて苦しい時期を過ごしましたが、サーブやレシーブを強化し、リスクを負ってでも自分から積極的に攻める攻撃的なプレースタイルへと変化を遂げました。 ことし1月の全日本選手権では、女子シングルスの決勝で伊藤美誠選手を相手に果敢に攻めるプレーで勝利し、5年ぶり5回目の優勝を果たしました。 東京オリンピックの女子団体では、1試合目に行われるダブルスで平野美宇選手とペアを組むことが有力視されていて、ダブルスでの活躍も期待されています。 石川選手は「このたびは日本代表選手団の副主将の重責を担わせていただくことを大変光栄に感じています。出場する全選手にとって、今回の東京オリンピックはホーム開催という特別な大会です。選手は、ここに至るまで、さまざまな制約がある中でも最大限の準備をしてきたと思います。そして、この舞台に立てるありがたさを感じながら、本番では全力を尽くすことで一人でも多くの方に前向きな気持ちになってもらえればうれしいです。日本代表選手団への応援、よろしくお願いします」とコメントしています。
石川「特別な大会 本番では全力を尽くす」