일본어 뉴스: 新型コロナ空港検疫での感染確認 4倍に増加解除前に比べて

新型しんがたコロナ空港くうこう検疫けんえきでの感染かんせん確認かくにん 4倍ばいに増加ぞうか解除かいじょ前まえに比くらべて

Jun 24, 2020 21:06

Furigana

本日ほんじつ分ぶんを追加ついか。先月せんげつ、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが解除かいじょされて以降いこう、国内こくないの多おおくの地域ちいきで新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんが収おさまっている中なか、逆ぎゃくに増加ぞうかしているのが空港くうこうの検疫けんえきです。宣言せんげんがすべて解除かいじょされた後のちのおよそ1か月かげつ間かんで、空港くうこうの検疫けんえきで感染かんせんが確認かくにんされた人ひとは、24日にちまでに合あわせて131人にんにのぼり、解除かいじょ前まえの1か月かげつ間かんと比くらべておよそ4倍ばいに増ふえていることがわかりました。検疫けんえきをめぐっては、現在げんざい、感染かんせん症しょう危険きけん情報じょうほうがレベル3に引き上ひきあげられているアメリカやヨーロッパなど111の国くにと地域ちいきからの入国にゅうこく者しゃに対にたいして、全員ぜんいんにPCR検査けんさを実施じっししています。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうによりますと、すべての都道とどう府県ふけんで緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが解除かいじょされた先月せんげつ25日にちから、今月こんげつ24日にちまでのおよそ1か月かげつ間かんに空港くうこうの検疫けんえきで感染かんせんが確認かくにんされた人ひとは131人にんにのぼっています。

先月せんげつ25日にちに宣言せんげんが解除かいじょされる前まえの1か月かげつ間かんと比くらべると、空港くうこうの検疫けんえきで感染かんせんが確認かくにんされた人ひとはおよそ4倍ばいに増加ぞうかしています。

感染かんせん者しゃのうち70％以上いじょうは外国がいこく籍せきの人ひとです。

専門せんもん家かによりますと、空港くうこうの検疫けんえきで感染かんせん者しゃが相次あいついで確認かくにんされている背景はいけいには、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが解除かいじょされたことや、外国がいこくでの感染かんせん拡大かくだいに伴ともなって、日本にっぽんに在留ざいりゅう資格しかくのある人ひとなどが入国にゅうこくするケースが増ふえているからではないかとしています。

政府せいふは感染かんせん状況じょうきょうが落ち着おちついている国くにのビジネス関係かんけい者しゃらに限かぎって入国にゅうこく制限せいげんを緩和かんわする方針ほうしんを打ち出うちだしていますが、多おおくの感染かんせん者しゃが国内こくないに流入りゅうにゅうしてしまうと再ふたたび感染かんせんの拡大かくだいを引き起ひきおこすおそれもあり、専門せんもん家かなどからは慎重しんちょうな検討けんとうを求もとめる声こえがあがっています。

専門せんもん家か「再ふたたび感染かんせん広ひろがるきっかけになる可能かのう性せい」

公衆こうしゅう衛生えいせい学がくが専門せんもんの国際こくさい医療いりょう福祉ふくし大学だいがくの和田わだ耕治こうじ教授きょうじゅは、海外かいがいからの入国にゅうこく者しゃについて「ことし3月つき、海外かいがいから多おおくの人ひとが帰国きこくしたことが原因げんいんで国内こくないの感染かんせんが拡大かくだいした。今いまの状態じょうたいで開国かいこくして海外かいがいから一いち定数ていすうの感染かんせん者しゃが国内こくないに入はいってきた場合ばあい、再ふたたび国内こくないで感染かんせんが広ひろがるきっかけになる可能かのう性せいがある」と述のべています。

また、海外かいがいの状況じょうきょうについては「経済けいざいへの影響えいきょうが大おおきいため、一定いってい数すうの感染かんせん者しゃがいるのに、国くにどうしの行き来いききの再開さいかいに向むけて動うごいている国くにもある。中なかには検査けんさ体制たいせいなどが不十分ふじゅうぶんなケースもあり、その場合ばあいは流行りゅうこう状況じょうきょうを正確せいかくに把握はあくすることは非常ひじょうに難むずかしい」と指摘してきし、入国にゅうこく制限せいげんの緩和かんわは慎重しんちょうに検討けんとうするよう求もとめています。

そのうえで「不ふ正確せいかくな状況じょうきょうをもとに判断はんだんしてしまうと、感染かんせん者しゃが国内こくないに入はいってしまう可能かのう性せいがあり、入国にゅうこく制限せいげんは規制きせいをかけるよりも緩ゆるめていくほうが難むずかしい。日本にっぽんがこれからどの程度ていど、リスクを負おって制限せいげんを緩和かんわすべきか広ひろく議論ぎろんする必要ひつようがある」としています。