岐阜県の
関市役所の
事務所に
爆発物を
仕掛けたという
内容の
文書を
郵送し
市の
業務を
妨害したとして
関市の
市議会議員が
威力業務妨害の
疑いで
逮捕されました。
市によりますと、
文書には
新型コロナウイルスをめぐる
市の
職員の
対応への
不満が
記されていたということです。
逮捕されたのは
関市の
市議会議員、
太田博勝容疑者(67)です。
警察によりますと、太田議員は関市役所の上之保事務所宛てに「爆発物を仕掛けた」という内容の文書を郵送し、先月7日の午後、安全確認のためおよそ2時間にわたって市の業務を妨害したとして、威力業務妨害の疑いが持たれています。
上之保事務所は市の出先事務所の1つで、警察などが捜索に当たりましたが、爆発物は見つかりませんでした。
市によりますと、文書に差出人の名前は書かれておらず、手書きで、「新型コロナウイルスが不安で市の職員の対応に不満がある。事務所に爆発物を設置する」という内容が記されていたということです。
警察は太田議員が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。
関市役所では、先月1日にも「コロナで困っているのに市の窓口が丁寧な対応をしてくれなかった。爆発物を仕掛けた」という内容の文書が届いていて、警察が関連を調べています。
太田議員は平成15年から市議会議員を務め、現在5期目。平成25年からの2年間は市議会議長も務めました。
市議会の事務局によりますと、先月1日の爆破予告の影響で開会が30分ほど遅れた臨時議会にも出席していたほか、今月開かれていた6月定例市議会にもすべて出席していたということです。