NHKが8日午前7時半ごろ、久留米市の上空から撮影した映像では、筑後川の沿岸にある住宅地や田畑の広い範囲が水につかっているのが分かります。
このうち、筑後川の沿岸部にある久留米市城島町のリハビリ施設では建物の1階や周囲の道路がすべて水につかっていました。
このほか田畑や農業用のハウスも広い範囲が水につかり、被害が出ているとみられます。
ひざ下くらいまで冠水した道路を歩く住民も
福岡県久留米市東合川では、大雨の影響で道路が広範囲にわたって水につかりました。
NHKが許可を得て、近くの建物の屋上から撮影した映像では、道路が100メートル以上にわたって水につかっている様子や、2台の車が水につかって動かせなくなっている様子などが確認できます。
付近は通行止めとなっていて、「通行止め」と書かれた掲示板が軽トラックの上に置かれ、警察などが車を誘導したり、冠水している付近を確認したりしている様子などもみられました。
また、住民たちがひざ下くらいまで冠水した道路を水をかきわけながら歩いている様子もみられます。
現場は久留米インターチェンジからすぐの、商業施設などが建ち並ぶ地域です。
近くに住む50歳の男性は、「おととい夕方くらいまでに道路が水につかり、きのう、さらに水かさが増えました。もうあと何時間かしたら水は引くと思います。商売されているところはかなり大変だと思います」と話していました。