悪天候のため
延期されていた、
中東の
UAE=
アラブ首長国連邦の
火星探査機を
搭載した
H2
Aロケットが、20
日朝に
鹿児島県の
種子島宇宙センターから
打ち上げられる
予定です。
H2Aロケットの42号機は、UAEの宇宙機関が開発した火星探査機「HOPE」を載せ、当初、今月15日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる予定でしたが、悪天候のため延期され、改めて20日午前6時58分に打ち上げられる予定になっています。
搭載された火星探査機は、全長およそ8メートル、重さは1.5トンほどで、UAEの建国50年にあたる2021年に火星を回る軌道に投入される計画です。
打ち上げを行う三菱重工業が、海外から受注した人工衛星をH2Aロケットで打ち上げるのは今回が4回目で、無事に成功させて受注競争が激しくなっている人工衛星の打ち上げビジネスの拡大につなげたい考えです。
また、発射場がある鹿児島県南種子町は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、一般の人が打ち上げを見学する場所を閉鎖して見学の自粛を求めています。