特別養護老人ホーム「千寿園」で亡くなった14人を含む25人が死亡した球磨村では、4日朝、村役場の屋上に村長や村の職員、それに応援で現地に入っている熊本県や国の職員など、合わせておよそ60人が集まりました。
そして、午前9時に防災無線を通じて黙とうが呼びかけられると、全員が球磨川のほうに向かって1分間の黙とうをささげました。
このあと、球磨村の松谷浩一村長は防災無線で住民に対し「少しでも早く元の生活を取り戻せるよう、復旧・復興に全力で取り組んでいきます」と決意を述べました。
そのうえで、復興にあたっている村や県、それに国の職員に「村民が安心して生活できるまでには、まだかなりの時間がかかる。皆さんの力を借りて復旧を進めていきたいと思っているので、協力をお願いする」と呼びかけました。
球磨村では3日午後6時の時点で176世帯、358人が避難生活を余儀なくされています。