民事再生手続きを
進めているアパレル
大手のレナウンは、
紳士服の「ダーバン」や「アクアスキュータム」
など5つの
主力ブランドを
大阪のアパレル
会社に
譲渡することになりました。
管財人によりますと、
会社としてのレナウンは
清算する
方針で、かつて
日本を
代表したアパレルの
老舗企業は
消滅する
見通しです。
発表によりますと、レナウンは、
紳士服の「ダーバン」や「アクアスキュータム」
など5つのブランドを
大阪市に
本社を
置くアパレル
会社「
小泉」の
グループ企業に
譲渡する
契約を
結びました。
譲渡する金額については非公表としています。
それぞれのブランドの従業員や店舗については、「小泉」が一定程度引き受ける方向で調整を進め、裁判所の許可を得たうえで、来月30日に譲渡する予定です。
レナウンは、新型コロナウイルスの影響などから販売が落ち込み、ことし5月に自力での再建を断念し、民事再生法の適用を受けて裁判所が選んだ管財人のもとで再生手続きを進めていました。
管財人によりますと、レナウン全体の再生を支援するスポンサー探しが難航し、一部のブランドを譲渡する形になり、残りのブランドについては譲渡を断念しました。
また会社としてのレナウンは清算する方針で、かつて若い女性向けのファッションを多く手がけ日本を代表したアパレルの老舗企業は、消滅する見通しになりました。