日産自動車の
元会長、カルロス・ゴーン
容疑者が
中東のレバノンに
逃亡した
事件で、
アメリカの
裁判所は、
逃亡を
手助けした
疑いで
逮捕されたアメリカ
人の2
人の
容疑者を
日本に
引き渡すか
どうか、
早ければ
来週中にも
判断する
見通しを
示しました。カルロス・ゴーン
容疑者が
中東のレバノンに
逃亡した
事件で、
アメリカの
捜査当局は、
日本側の
要請を
受けてことし5
月、
東部マサチューセッツ
州に
住むマイケル・テイラー
容疑者と、
息子のピーター・テイラー
容疑者の2
人をゴーン
元会長の
逃亡を
手助けした
疑いで
逮捕しました。
これを受けて、現地の裁判所は28日、2人を日本に引き渡すべきかどうかを判断する審理をオンラインで開きました。
この中で、検察側が身柄を引き渡すべきだと訴えたのに対し、弁護側は2人の行為は違法ではないと主張しました。
これを受けて裁判官は、「1週間以内に解決したい」と述べ、早ければ来週中にも身柄の引き渡しについて判断する見通しを示しました。
この2人について、東京地検特捜部は、ゴーン元会長の逃亡に協力したとして逮捕状を取っていて、アメリカの裁判所が身柄を引き渡すべきだと判断した場合、最終的に国務省が引き渡しの是非を決定することになっています。