白血病からの
競技復帰を
目指してきた
競泳の
池江璃花子選手が、29
日、
都内で
行われた
大会の
女子50
メートル自由形に
出場しました。
復帰レースを
終えた
池江選手は「すごく
緊張したが
目標タイムを
大幅に
更新して、リスタートをいい
形で
切ることができた。
第2の
自分の
水泳人生の
始まりになったと
思う」とかみしめるように
話しました。
およそ1
年7
か月ぶりに
レースに
臨むにあたっては、「
何も
考えず
楽しんで
泳ぐことを1
番に
考えていた。
やっぱりスタート台の
前に
立ったときは
戻ってきたなと
実感した。
久しぶりに
全力でダイブするので、
レース直前はゴーグルが
取れないか
心配して、
ずっと顔を
押さえていた」と
冗談交じりに
話しました。
レースについては「最後の15メートルは疲れで体が動かなくなったが、負けたくないという気持ちで最後まで出し切った。今回は組で1着になれてうれしいが、一方で、これからの試合で勝てなかったときの悔しさの想像がついた。アスリートとしての負けたくないという気持ちは残っていたと感じた」と話しました。
レース直後に涙を見せた場面については「闘病生活を間近で支えてくれた関係者がうるっとしている姿を見て、もらい泣きしてしまった」としたうえで、「ここまで回復して、ここまで戻ってきた姿をやっといろんな人に見せられる機会だったので、無事に終えることができてホッとした」と話していました。
今後に向けては「去年の9月のインカレのときに来年は絶対に出たいという気持ちでやってきたので、その思いを爆発させて思いをかなえられた姿を見せたい。1番の目標はパリオリンピックに出場することなので、体力を戻していって、徐々にタイムを出していきたい」と意気込んでいました。