タイで
反政府デモに
参加する
若者たちが、
王室改革まで
求める中、
政権を
支持し
王室を
擁護する
グループは、
日本在住のタイ
人の
活動家が
反政府活動を
扇動し、
王室を
批判する
情報を
発信しているとして、そうした
活動を
即座にやめさせるよう
日本政府に
求める
要望書を
提出しました。タイではプラユット
政権が、
軍の
影響力を
背景に
強権的な
姿勢をとっているとして、
若者らによる
反政府デモが
相次ぎ、
これまで
議論さえタブー
視されてきた
王室改革まで
訴える人たちが
出てきています。
これに対し、政権を支持し王室を擁護する側のグループも大規模な集会を開き「王制を破壊するような行為は許さない」などと訴えています。
このグループのメンバーらが31日、バンコクの日本大使館を訪れ、京都大学で教べんをとるタイ人のパビン・チャチャワンポンパン准教授が、うその情報をSNSで発信し、デモを扇動して王室を批判しているとして、そうした活動を即座にやめさせるよう日本政府に求める要望書を大使館の職員に手渡しました。
メンバーの1人は「パビン氏はタイを攻撃し、混乱を生み出すために日本を基地として利用している」と非難しました。
このグループは先週も、パビン氏をタイに強制送還するよう求める要望書を提出しています。
一方、パビン氏は先週、日本外国特派員協会が主催するインターネット上の会見で「若者たちの行動がタイの政治の転換点になる」などと述べ、国際社会に支援を呼びかけています。