練習の
冒頭に
行われるキャッチボールも、
使うのはもちろんWBCの
公式球です。
ロッテからWBCに参加する選手は佐々木投手のみのため、キャッチボールの相手は常にブルペンキャッチャーが務めました。
投手陣のノックでも、佐々木投手が「お願い」して、自分の順番がくるたびにボールを変えてもらいました。
さらに、練習の移動中やストレッチをしている時でさえもその右手にはWBCの公式球が握られていたのです。
指先の
感覚を
大切にするピッチャーとして、わずかな
時間も
惜しんで
ボールに
慣れようとしている
気持ちの
表れか?と
思い、
その真意を
少し力を
込めて
尋ねると、
佐々木投手は、さらりと
答えました。
(佐々木朗希投手)
「僕、(ボールを)持ってました?無意識です」
例年より早い調整 変化球に磨きをかける
佐々木投手にとって、
プロ4
年目と
なるキャンプは、
体作りを
優先してきた
これまでのキャンプに
比べると
異例の
早さで
調整が
進みました。
キャンプ2
日目に
初めてブルペンに
入ると49
球。
4日目には中1日でブルペンに入り63球。
2日明けて7日目には、40球を投げ込みました。
「とにかく数を投げる」という意識の中で、常にチェックしていたのが変化球でした。
ブルペンでの
投球の
うち、
およそ半分は
変化球を
投げ込み、
ボールの
回転軸や
変化量を
測る機器を
使って
その数値を
確かめた
上で、キャッチャーと
コミュニケーションを
取りながら
曲がり
方を
確認しました。
すでに、このころにはWBCの公式球に対して確かな手応えを感じ始めているようでした。
(
佐々木朗希投手)
「去年の強化試合のときより変化球を操れているという感覚があります。いまは違和感なく投げられていますし、変化球は合格点くらいまで来ていると思います」
合流前に最速160キロ!調整の成果が結果に
佐々木投手が
着実に
調整を
進めていた
成果が
形となって
示されたのが2
月15
日に
行われたヤクルトとの
練習試合です。
代表チームの
強化合宿に
合流する2
日前という
タイミングでした。
この試合に、先発した佐々木投手は完璧なピッチングを見せます。
「右バッターにはスライダー、左バッターにはフォーク」を軸に投球を組み立て、初回を3者連続三振とします。
さらに、2回の先頭バッターは最年少三冠王の村上宗隆選手との対戦でした。
ワン
ボールから
変化球2
球で
追い込むと、
最後はインコース
低めのストレートで
空振りの
三振を
奪います。
球速はこの日、最速の160キロをマークしました。
(佐々木朗希投手)
「初めての実戦にしてはまとまりをもって投げられました。去年のこの時期よりボールも荒れていないし、変化球でしっかり空振りをとれたのはよかったと思います。いい準備ができています」
去年11
月から
始まった
佐々木投手のWBC
対策が
はっきりと
結果となった
この試合で、
実は佐々木投手は
もう一つ手応えをつかんでいました。
それが、新たなスライダーの習得です。
この練習試合で空振りを奪っていた変化球のうちスライダーは昨シーズンまで投げていたスライダーに比べて、縦方向に鋭く曲がるボールでした。
佐々木投手は、公式球に慣れるための対策を進める中で、すでにさらなる高みを目指して歩みを進めていました。
”世界一”をつかむために
日本代表の
投手コーチも
務めているロッテの
吉井理人監督は、
佐々木投手がWBCを
経験することでさらなる
成長につながると
考えています。
(ロッテ
吉井理人監督)
「世界と対戦することで見られる違う景色もあると思うので、大会を利用してもう1つ大きくなってほしいと思ってます。世界でもナンバーワンになれる素質を持っていると思っています」
とどまることを
知らない”
令和の
怪物”の
成長曲線。
世界との戦いを通してその右手が新たにつかむもの何か。
期待は高まるばかりです。
(
佐々木朗希投手)
「実戦で投げ続けることで自分のベストの投球に持って行きたいと思っています。世界のトッププレーヤーが集まる場所で、しっかり自分の力を発揮してチームの優勝に貢献したいです」
そんな、
佐々木投手の
将来に
大きな意味を
持つかもしれないWBCですが、『
一番楽しみにしていること』という
質問を
投げかけると、
こう答えてくれました。
(
佐々木朗希投手)
「ダルビッシュ有さんや大谷翔平さんと話したいです。オリックスの宮城大弥投手とどうやって話しかけようかと相談していて、彼は『プロテイン何味ですか?』から入ると言っていました。僕もなにか考えないと」
その笑顔は、憧れのスター選手を前にした野球少年そのものでした。
インドネシアの火山で大規模噴火 国内で目立った潮位変化なし
日本時間の2日未明、インドネシアの火山で大規模な噴火が発生しました。気象庁は噴火による津波の有無や日本への影響を調べていますが、午前8時半現在、国内や海外の観測点で目立った潮位の変化は観測されていないということです。
N2
Source: NHK
374
Aug 2, 2025 09:08
“核兵器 変わらないか増える”回答が半数近くに NHK世論調査
被爆80年のことし、NHKが行った世論調査で、「現在ある核兵器は今後どうなると思うか」を聞いたところ、「今と変わらないか、むしろ増える」と回答した人が半数近くにのぼりました。専門家は「核なき世界という目標へ具体的な行動をどう起こしていくのか、大きな分岐点に立っている」と指摘しています。
Source: NHK
Aug 2, 2025 17:08
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