Actualités japonaises: トルコ・シリア大地震これまでに4万3000人以上の死亡確認

トルコ・シリア大だい地震じしんこれまでに4万まん3000人にん以上いじょうの死亡しぼう確認かくにん

Feb 17, 2023 11:02

Furigana

トルコ南部なんぶのシリア国境こっきょう近ちかくで6日にち発生はっせいした大だい地震じしんでは、これまでに4万まん3000人にん以上いじょうの死亡しぼうが確認かくにんされています。

国連こくれんは16日にち、トルコに対にたいし、今後こんご3か月かげつ分ぶんの支援しえんとして10億おくドル、日本にっぽん円えんにしておよそ1340億おく円えんを拠出きょしゅつすると明あきらかにし、国際こくさい社会しゃかいに協力きょうりょくを求もとめました。

現地げんちに支援しえん届とどけるには【寄付きふ先さき一覧いちらんも】

国連こくれんトルコに3か月かげつ分ぶんの支援しえんとして10億おくドル拠出きょしゅつ

トルコ南部なんぶで6日にちに発生はっせいしたマグニチュード7.8の地震じしんや、その後そのごの大おおきな揺ゆれでトルコとシリアでは、これまでにトルコで3万まん8044人にん、シリアで少すくなくとも5814人にんが亡なくなりました。

両国りょうこくの犠牲ぎせい者しゃは合あわせて4万まん3000人にん以上いじょうにのぼり、現地げんちでは今いまも懸命けんめいな救助きゅうじょ活動かつどうが続つづいています。

国連こくれんのグテーレス事務じむ総長そうちょうは16日にち、トルコに対にたいし、今後こんご3か月かげつ分ぶんの支援しえんとして10億おくドル、日本にっぽん円えんにしておよそ1340億おく円えんを拠出きょしゅつすると明あきらかにしました。支援しえんの対象たいしょうは520万まん人にんにのぼり、食料しょくりょうや住すまいの確保かくほなどに充あてるということです。

グテーレス事務じむ総長そうちょうは、「人々ひとびとは苦くるしんでおり、一刻いっこくの猶予ゆうよもない」と述のべ、国際こくさい社会しゃかいに協力きょうりょくを求もとめました。

また国連こくれんは、シリアに対にたいし今月こんげつ14日にち、今後こんご3か月かげつ分ぶんの支援しえんとして3億おく9700万まんドル、日本にっぽん円えんにしておよそ530億おく円えんを拠出きょしゅつすると明あきらかにしています。

地震じしん発生はっせいから248時間じかん 17歳さいの女性じょせいを救出きゅうしゅつ

トルコでは、地震じしん発生はっせいから1週間しゅうかん以上いじょうがたつ中なかでも、がれきの下したから生存せいぞん者しゃの救出きゅうしゅつが続つづいています。

ロイター通信ろいた-つうしんは現地げんちメディアなどの話はなしとして、トルコ南部なんぶのカフラマンマラシュで16日にち、17歳さいの女性じょせいが地震じしん発生はっせいから248時間じかんぶりに救出きゅうしゅつされたと伝つたえました。

現場げんばで撮影さつえいされたとする映像えいぞうでは救出きゅうしゅつされた女性じょせいが救助きゅうじょ隊員たいいんたちに囲かこまれる中なか、点滴てんてきを受うけながら搬送はんそうされる様子ようすが確認かくにんできます。

またAP通信つうしんは、救助きゅうじょされた17歳さいの女性じょせいが、搬送はんそう先さきの病院びょういんで取材しゅざいに応おうじる様子ようすを伝つたえていて、女性じょせいは記者きしゃに体調たいちょうを尋たずねられると「私わたしは大丈夫だいじょうぶです。ありがとう」と答こたえていました。また、がれきの下したでどのように過すごしたのか問とわれると「何なにも持もっていなかったので、ただ時間じかんが過すぎるのを待まっていました」と話はなしていました。

懸命けんめいの捜索そうさく活動かつどう「まだ生いきていると願ねがって」

トルコの都市とし部ぶの被災ひさい地ちでは倒壊とうかいした建物たてもののがれきを撤去てっきょする作業さぎょうが進すすめられています。大おおきな被害ひがいを受うけた南部なんぶカフラマンマラシュの中心ちゅうしん部ぶでは16日にち、建設けんせつ用ようの大型おおがた機械きかいががれきの山やまを崩くずし、トラックの荷台にだいに次々つぎつぎと積み込つみこんでいました。

住宅じゅうたくが崩くずれた多おおくの場所ばしょでは取り残とりのこされた人ひとたちの捜索そうさくや救出きゅうしゅつの活動かつどうが日増ひましに困難こんなんとなる中なかでも、いくつかの場所ばしょでは懸命けんめいの捜索そうさく活動かつどうが続つづけられていました。

10階かい建だてのマンションが崩くずれた場所ばしょでは、生後せいご1か月かげつの赤あかちゃんと母親ははおや、それに赤あかちゃんの祖母そぼの合あわせて3人にんが取り残とりのこされているとみられていて、地震じしん発生はっせいから6日にち目めにはがれきの中なかから音おとが聞きこえたということです。

3人にんの親戚しんせきにあたる34歳さいの男性だんせいは「救助きゅうじょ隊たいからは彼かれらは生いきていると聞ききました。時々ときどき、信しんじる気持きもちを失うしないかけますが、まだ生いきていると願ねがっています。赤ん坊あかんぼうは懸命けんめいに生いきようとしているはずです。彼かれらを連つれて帰かえるまでここを離はなれません」と涙なみだを浮うかべながら話はなしていました。