新型コロナウイルスの
感染拡大で
各地の
保健所の
体制が
ひっ迫していることを
受けて、
政府は、
感染症対策を
専門で
担当する
保健師を
現在の1.5
倍に
増やせるよう
自治体への
財政支援を
拡充する
方針を
固めました。
総務省によりますと、
各地の
保健所に
勤務する
保健師およそ7200
人のうち、
感染症対策を
専門で
担当しているのは1800
人ほどにとどまっているということです。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、保健所では、ほかの担当の保健師が兼務で対応に当たるなど、体制のひっ迫が深刻化しています。
これを受けて、政府は保健所の負担軽減に向けて、感染症対策を専門で担当する保健師を現在の1.5倍に当たる2700人に増やせるよう自治体への財政支援を拡充する方針を固めました。
政府は各自治体に対し、増員した保健師の体制を現在の感染が収束したあとも維持し、新たな感染症に備えて保健師に対する研修や訓練を充実させるよう求めることにしています。
増員は2022年度まで2年かけて進める方針で、政府は来年度予算案に必要な経費を計上することにしています。