海洋問題をめぐる
日中両政府の
実務者協議が
行われ、
日本側は、
中国軍が
日本周辺で
活動を
活発化させていることに
深刻な
懸念を
伝えました。
また、
防衛当局や
海上保安機関どうしの
対話を
含め、
海洋分野での
意思疎通を
強化して
いくことで
一致しました。
協議は23日夕方、東京で行われ、外務省の鯰アジア大洋州局長と中国外務省国境海洋事務局の洪亮局長が出席しました。
この中で、日本側は、沖縄県の尖閣諸島周辺で繰り返される中国の公船による領海侵入や、日本のEEZ=排他的経済水域内に設置された中国のブイについて、改めて日本の立場を申し入れました。
さらに、ことし8月、中国軍の情報収集機が日本の領空を侵犯したことについて、十分な説明を行うよう求めるとともに、測量艦が日本の領海に侵入するなど、中国軍が日本の周辺海域で活動を活発化させていることに深刻な懸念を伝えました。
また、両氏は、水産資源の管理で、連携・協力していく重要性を確認したほか、防衛当局や海上保安機関どうしの対話や交流を含め、海洋分野での意思疎通を継続、強化していくことで一致しました。