デング熱はアジアなどの一年中暑い国に多い病気で、ウイルスを持った蚊に刺されてうつります。
日本の中でデング熱になることは今までの約70年ありませんでした。しかし、先月から蚊に刺されてデング熱になる人が増えています。
厚生労働省によると、12日、デング熱になった人は16の都道府県に住んでいる113人になりました。ほとんどの人は東京の代々木公園などで蚊に刺されてうつったと考えられています。代々木公園ではウイルスを持った蚊がいなくなるように、薬を使う作業を3回も行いました。
しかし、東京に来たことがないのにデング熱になった人もいます。厚生労働省は「日本のどこでもデング熱になる可能性があります。蚊に刺されたあと、熱が出たり頭が痛くなったりしたら、すぐに病院に行ってください」と話しています。