ミャンマーでアウン・サン・スー・チー
国家顧問らが
拘束されたクーデターについて、
アメリカのバイデン
大統領は
声明を
発表し、
厳しく
非難したうえで、
民主化への
動きを
受けて
解除してきた
制裁の
復活も
辞さない
姿勢を
示しました。ミャンマーでは
軍がクーデターを
実行し、アウン・サン・スー・チー
国家顧問やウィン・ミン
大統領の
ほか、
与党の
幹部を
相次いで
拘束して
全権を
掌握する
事態となっています。
これについてアメリカのバイデン大統領は1日、声明を発表し「民主主義と法の支配への移行プロセスに対する直接的な攻撃だ。軍が直ちに権力を手放し、拘束した人々を釈放するよう国際社会は一致して圧力をかけるべきだ」として厳しく非難しました。
そのうえで「民主化の発展が逆戻りするなら制裁に関連する法律などを再検討したうえで適切な行動をとる」として、ミャンマーの民主化への動きを受けて解除していた制裁の復活も辞さない姿勢を示しました。
アメリカはミャンマーに対して軍事政権時代、一部の企業や個人との取り引きや、特産品のルビーのアメリカへの輸入などを禁止する制裁を科していましたが、オバマ政権時代に解除していました。
また、ホワイトハウスのサキ報道官は記者会見で「同盟国などと、さまざまなレベルで集中的な協議を行っている」と述べ、今回の事態への対応をめぐって各国と協議を始めたことを明らかにしました。