일본어 뉴스: LGBT理解促進法案今国会提出見送りへ自民党意見集約に至らず

LGBT理解りかい促進そくしん法案ほうあん今こん国会こっかい提出ていしゅつ見送みおくりへ自民党じみんとう意見いけん集約しゅうやくに至いたらず

May 28, 2021 16:05

Furigana

LGBTの人ひとたちへの理解りかいを促進そくしんするための法案ほうあんの取り扱とりあつかいをめぐり、自民党じみんとうは28日にち、総務そうむ会かいで議論ぎろんしましたが、意見いけんの集約しゅうやくに至いたらず、二に階かい幹事かんじ長ちょうら党とう3役やくに一任いちにんしました。国会こっかいの会期かいき末まつが6月つき16日にちに迫せまっていることから今いまの国会こっかいへの提出ていしゅつは見送みおくられる見通みとおしです。

LGBTと呼よばれる性的せいてきマイノリティーの人ひとたちへの理解りかいを促進そくしんするための法案ほうあんをめぐって自民党じみんとうは、27日にちの政調せいちょう審議しんぎ会かいで内容ないようが了承りょうしょうされたのを受うけて、28日にちの総務そうむ会かいで議論ぎろんが行おこなわれました。

出席しゅっせき者しゃからは「今いまの国会こっかいに提出ていしゅつし、成立せいりつを目指めざすべきだ」という意見いけんの一方いっぽう「党内とうないで賛否さんぴが分わかれている上うえ、国会こっかいの会期かいき末まつも来月らいげつ16日にちに迫せまっており、法案ほうあんの提出ていしゅつは見送みおくるべきだ」という意見いけんも相次あいつぎました。

このため、28日にちは意見いけんの集約しゅうやくには至いたらず、了承りょうしょうは見送みおくられ、法案ほうあんの取り扱とりあつかいは、二に階かい幹事かんじ長ちょうら党とう3役やくに一任いちにんすることになりました。

佐藤さとう総務そうむ会長かいちょうは記者きしゃ会見かいけんで「衆参しゅうさん両院りょういんで重要じゅうよう法案ほうあんの審議しんぎが続つづき、なかなか審議しんぎできない中なかでは、提出ていしゅつすることで今いままでの議論ぎろんが無駄むだになる。会期かいき末まつまでの成立せいりつは不可能ふかのうで、提出ていしゅつは難むずかしい」と述のべました。

また、別べつの党とう幹部かんぶも同様どうようの認識にんしきを示しめしていて、法案ほうあんの今いまの国会こっかいへの提出ていしゅつは見送みおくられる見通みとおしです。

稲田いなだ元もと防衛ぼうえい相しょう「今こん国会こっかいで成立せいりつを目指めざすべき」

法案ほうあんの取とりまとめにあたった稲田いなだ元もと防衛ぼうえい大臣だいじんは記者きしゃ団だんに対にたいし「足あしかけ5年ねん検討けんとうを重かさね、与野党よやとうで合意ごういもなされた非常ひじょうに価値かちがある法案ほうあんであり、今いまの国会こっかいでの成立せいりつを目指めざしていくべきだ。会合かいごうでも党とう執行しっこう部ぶは『工夫くふうをしたい』と言いっていたので、私わたしはまだ諦あきらめていない」と述のべました。

西田にしだ政務せいむ調査ちょうさ会長かいちょう代理だいり「党内とうないでもう少もうすこし議論ぎろんをすべき」

法案ほうあんに慎重しんちょうな姿勢しせいを示しめしている自民党じみんとうの西田にしだ政務せいむ調査ちょうさ会長かいちょう代理だいりは、記者きしゃ団だんに対にたいし「もともと、『みんなが理解りかいしあう社会しゃかい』という趣旨しゅしだったが、『差別さべつは許ゆるされない』となり、政治せいじ的てきな意味いみが異ことなってしまった。内心ないしんの自由じゆうにもかかわり、訴訟そしょうになるおそれもある。党内とうないでもう少もうすこし議論ぎろんをすべきだ」と述のべました。