米国で20~49歳で死亡した人のうち、推定5人に1人は飲みすぎが原因だったという調査結果が、1日の米医学誌JAMAネットワーク・オープンに発表されました。20~64歳の年齢層では、飲酒に関係する死亡は8人に1人でした。
論文の筆頭筆者で米疾病対策センター(CDC)専門家のマリッサ・エッサー氏によると、州によって違いはあるものの、全国的に見ると飲酒が関係する死亡は予防できる死の筆頭でした。
研究チームは2015~19年にかけての死者に関する全米と州ごとの統計を参照し、過剰な飲酒が部分的または全面的に関係する死亡について調べました。この中には自動車事故やアルコール中毒、肝臓病などによる死亡が含まれます。
今回の調査では、飲酒が全面的な原因だったとされる死者が過去10年で増えていることも分かりました。