大阪の
富田林警察署から
容疑者の
男が
逃走した
事件で、
男は
逃走から
およそ6時間後に
大阪市中心部でひったくりをした
疑いがありますが、
当時、
大阪市内には
警察の
緊急配備が
敷かれていなかったことがわかりました。
強盗傷害などの
罪で
起訴され、
女性に
性的暴行をしようとした
疑いで
再逮捕された
樋田淳也容疑者(30)は、
今月12
日の
午後8時ごろに
弁護士と
面会を
終えたあと、
留置場から
逃走しました。
これまでの調べで樋田容疑者は、ミニバイクを盗み、逃走からおよそ6時間後の13日の午前2時ごろから3時ごろにかけて、大阪・浪速区で2件のひったくりをした疑いがあります。
一方、警察は1時間半余りたって逃走に気づいたあと、直ちに富田林市周辺の自治体を含む、大阪南部の17警察署の管内に緊急配備を敷きましたが、大阪市内は対象外だったということです。
これについて、大阪府警は「富田林警察署から逃走したので、その周辺のエリアに緊急配備を敷いた」と説明していますが、こうした初動の対応が逃走の長期化につながった可能性もあります。
また警察は、27日までに市民から寄せられた樋田容疑者に関する情報がおよそ1200件に上ることを明らかにしました。
これまでのところ逮捕に直接結びつく情報はありませんが、発生から2週間が経過し、情報提供の数は徐々に減っていくことが予想されるため、警察は引き続き、似た人物を見た人や、潜伏先に心当たりのある人は情報を寄せてほしいとしています。
情報は、富田林警察署捜査本部「0721-25-1234」で受け付けています。