6日未明に
発生した
北海道胆振地方を
震源とするマグニチュード6.7の
地震で、
気象庁が
震度の
入っていなかった
地域の
データを
解析した
結果、
北海道厚真町で
震度7の
揺れを
観測していたことがわかりました。
6日午前3時8分ごろ、
北海道胆振地方中東部を
震源とする
地震があり、
震度6強の
揺れを
安平町で
観測した
ほか、
千歳市で
震度6弱の
揺れを
観測しました。
また、気象庁が震度の入っていなかった地域のデータを解析した結果、厚真町で震度7の揺れを観測したほか、むかわ町で震度6強、日高町と平取町で震度6弱、新冠町で震度5強を観測していたことがわかったということです。
北海道で震度7の揺れが観測されたのは初めてです。
気象庁の観測によりますと、震源地は北海道胆振地方中東部、震源の深さは37キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.7と推定されています。北海道ではその後も余震とみられる地震が相次ぎ、午後1時現在、体に揺れを感じる地震は56回発生しています。
これらの地震の最大震度は、震度4が2回、震度3が8回、震度2が18回、震度1が28回となっています。
気象庁「1週間程度は震度6強程度の地震に注意」
気象庁の松森敏幸地震津波監視課長は、午後3時半から記者会見を開き、北海道厚真町で震度7の揺れを観測していたことを明らかにしたうえで、「揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているおそれがあるので、今後の地震活動や雨の状況に十分注意し、やむをえない事情がないかぎり、危険な場所に立ち入らないなど身の安全を図るようこころがけてほしい。今後1週間程度は、最大震度6強程度の地震に注意し、特に2、3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くある」と改めて警戒を呼びかけました。