今回の
地震で、
北海道内の
全域、295
万戸で
停電が
続いていましたが、
運転を
停止していた
火力発電所のうちの
1つが
午後になって
再稼働し、
一部の
地域で
電力の
供給が
再開しています。
今回の
地震では
北海道で
最大の
火力発電所、「
苫東厚真火力発電所」が
運転を
停止し、
これに
伴って
電力の
供給と
需要の
バランスが
崩れたことから、
ほかの
火力発電所でも
運転が
止まり、
道内全域の
およそ295
万戸が
停電していました。
北海道電力によりますと、運転を停止した火力発電所の復旧を進めた結果、砂川市にある砂川火力発電所の3号機で安全が確認されたとして、午後1時半すぎに再稼働したということです。
これに伴って、札幌市中心部や旭川市の一部地域の家庭などには、送電を再開しているということです。
札幌市中心部では信号機が再び点灯したほか、大通公園のテレビ塔についている電光掲示板にも時刻が表示されました。
また、同じく運転を停止していた伊達、知内、奈井江の火力発電所では、最終的な安全確認が行われるなど、再稼働の準備に入っているということで、早ければ7日にも再稼働して、送電を再開したいとしています。
北海道電力は本州からの融通なども含めて、7日には290万キロワットの電力を確保したいとしています。
ただ、5日の電力需要のピーク時と比べると、およそ100万キロワットの出力が足りない状況です。さらに、大規模停電の原因となった「苫東厚真火力発電所」の復旧には、1週間程度かかる見通しで、十分な電力を供給できるようになるには時間がかかりそうです。