ドイツの
大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンは、
丸みを
帯びたフォルムで
長年愛された
小型車「ビートル」の
生産を
来年で
終了すると
発表しました。フォルクスワーゲンは13
日、
代表的な
小型車「ビートル」について、
来年ですべての
生産を
終了することを
明らかにし、
およそ80
年の
長い歴史に
幕を
下ろすことになりました。
「ビートル」はナチスドイツ時代の1930年代後半に生産が始まり、丸みを帯びた独特なフォルムが特徴で、「カブトムシ」の愛称で日本を含め世界各国で親しまれてきました。
「ビートル」は世界で2000万台以上が販売されましたが、近年は売れ行きが低迷していて、日本での販売については、来年、終了するとすでに発表されていました。
フォルクスワーゲンは、2015年にディーゼル車の排ガスをめぐる不正が発覚して以降、電気自動車へのシフトを進めていて、発表の中で「ファミリー層に特化し、電動化を進める中で代替案はない」としています。
そのうえで、「3世代にわたったビートルがなくなることで、多くのファンのさまざまな感情を呼び起こすことになるでしょう」とコメントしています。