去年1年間に
使われた
政党助成金の
総額は338
億円で、10
月の
衆議院選挙などで
支出が
増えたことから、
前の
年に
比べて44
億円増えました。
政党助成金は、
法律に
基づいて
届け出をした
政党に対し、
国会議員の
数や
国政選挙の
得票に
応じて
交付されるもので、
去年は、
9つの
政党に318
億円が
交付され、
総務省は、
各党の
報告を
基に
支出の
状況をまとめ、21
日、
公表しました。
それによりますと、去年1年間に各党が使った政党助成金の総額は338億円で、前の年に比べて44億円、率にして15%増えました。
これは、10月に行われた衆議院選挙で、候補者に支給する選挙費用などの「選挙関係費」が前の年より67億円増えたことが影響しました。
支出額が多い順です。
自民党が38億1100万円増えて、173億7400万円。
当時の民進党が2億8800万円増えて、107億4800万円。
公明党が7000万円減って、30億200万円。
日本維新の会が3億7900万円増えて、10億4400万円。
社民党が7500万円増えて、5億2000万円。
衆議院選挙直前の去年9月に設立され、ことし5月に解散した希望の党が、5億300万円。
衆議院選挙の結果、政党助成法上の政党要件を失った日本のこころが2億1800万円減って、4億1300万円。
去年10月に設立された立憲民主党が、1億3000万円。
自由党が1億8200万円減って、1億400万円。
おととし1月、政党助成法上の政党要件を失った日本を元気にする会が、3300万円減って、600万円でした。
一方、共産党は、政党助成法に反対して、助成金を受けていません。