大阪城公園に
ある売店で
外国人観光客などに
たこ焼きなどを
売って
得た
所得を
申告せず、1
億3000
万円余りを
脱税した
罪に
問われている72
歳の
店主の
初公判が
大阪地方裁判所で
開かれ、
店主は
起訴された
内容を
認めました。
大阪城の
天守閣の
そばで
たこ焼き
などの
売店を
経営している
宇都宮タツ子被告(72)は、
店の
売り上げを
隠し、
おととしまでの
3年間に
およそ1
億3200
万円を
脱税したとして、
所得税法違反の
罪に
問われています。
26日、大阪地方裁判所で初公判が開かれ、宇都宮店主は起訴された内容について「間違いありません」と認めました。
このあと検察官が供述調書を読み上げました。
この中で宇都宮店主は脱税の理由について「毎年、税務申告しないといけないのはわかっていたが、誰に相談すればいいのかわからず、実際に申告したことはない。将来の不安から貯めておきたかった」と説明していました。
また店のもうけについて「外国人観光客が増えてからは一日に数十万円、多いときには数百万円が手元に残るときもあり、自宅の金庫に持ち帰って一部は生活費や旅行にも使った」と明かしていました。
宇都宮店主に売店の土地を貸している神社によりますと、店の営業は先月から無期限で自粛させていて、今後、建物も撤去させる方針だということです。