アメリカの
トランプ大統領は、
連邦最高裁判所の
判事に
指名したカバナー
氏が
議会の
公聴会で
過去の
性的暴行の
疑いを
全面的に
否定したことについて、「
力強く、
正直で、すばらしい
証言だった」
などとツイッターの
書き込みで
擁護し、
速やかに
指名を
承認するよう
議会側に
求めました。
トランプ大統領がことし
7月、
連邦最高裁判所の
判事に
指名した
保守派の
法律家、カバナー
氏をめぐっては、
過去に
性的暴行を
受けたと
告発する
女性が
相次ぎ、
議会での
指名承認に
遅れが
出ています。
27日、指名について審議する議会上院司法委員会の公聴会が開かれ、被害を告発した女性の1人がカバナー氏に性的暴行を受けたと100%確信しているなどと証言しました。
これに対して、カバナー氏は「私を排除するための言いがかりだ。そのようなことは誰にもしたことがない」などと強い口調で訴えるとともに、時折、目に涙を浮かべながら疑惑を強く否定しました。
やり取りについて、トランプ大統領はツイッターに「私がなぜカバナー氏を指名したのかしっかりと示してくれた。力強く、正直で、すばらしい証言だった」と書き込み、カバナー氏を擁護しました。
そのうえで、「民主党のやり方は不名誉なものだ。このプロセスは全くのインチキで、ただ遅らせ、妨害し、抵抗しようとしている。上院は採決をしなければならない」と投稿し、さらなる調査や指名の見直しを求める野党・民主党を批判し、速やかに指名を承認するよう求めました。