1日未明、
横浜港の
ふ頭の
沖でいかりをおろして
停泊していた
貨物船が、
台風による
強風にあおられて
流され、
岸壁に
衝突しました。
乗組員は
全員自力で
脱出し、
けが人はなく、
海上保安部が
詳しい状況を
調べています。
1日午前2時前、
横浜港の
大黒ふ頭の
沖でいかりをおろして
停泊していた
貨物船から「
強風で
流され
岸に
接触し
そうだ」と
海上保安庁に
連絡がありました。
横浜海上保安部によりますと、ベリーズ船籍の貨物船「MARINA」(1920トン)が台風による強風にあおられて流され、およそ5キロ離れた川崎市扇島にある製鉄所の岸壁に衝突しました。
貨物船は横浜港に避難勧告が出されていたため沖に出て停泊していたということで、中国人などの乗組員12人は全員自力で脱出し、けが人はいませんでした。
海上保安部によりますと、当時、付近の海では風速およそ30メートルの南南西の風が吹き、波の高さはおよそ2メートルだったということです。
海上保安部は、貨物船への浸水や周囲の海への油の流出がないかなど、詳しい状況を調べています。