30
日、
台風24
号の
接近に
伴い、
JR東日本が
首都圏で
初めて発表した「
計画運休」をめぐって、
国土交通省は
情報提供の
在り方などが
適切だったか
検証する
会議を
近く開くことになりました。30
日の
台風24
号では、
JR東日本が
正午すぎに、
首都圏の
在来線のすべての
路線について、
午後8時以降の
運転を
順次、
取りやめるとした
初めての「
計画運休」を
発表しました。
帰宅時間を早めたり、運休の情報を知らずに帰宅できなかったりした45万人余りに影響が出たと見られ、情報の周知の在り方に課題も残りました。
また翌日には、急きょ始発の前になって線路の点検のため、首都圏の在来線の全線で運転を見合わせたあと、運転本数を減らすなどしたことから、朝の通勤や通学の乗客で駅や列車が大混雑しました。
国土交通省は、「計画運休」をめぐる情報提供の在り方や運転再開の手順が適切だったかどうか検証する必要があるとして、近く鉄道会社の担当者らを集めた会議を開くことにしています。
石井国土交通大臣は、2日の閣議の後の会見で「今回の台風は風速や雨量などが運転を規制する基準値を上回ることが事前に予想され、計画運休は適切だったと考えている。一方で、情報提供が適切だったか検証し、安全な輸送に向け取り組んで行きたい」と述べました。