Actualités japonaises: 最低時給を約1700円に引き上げへ米アマゾン

最低さいてい時給じきゅうを約やく1700円えんに引き上ひきあげへ米べいアマゾン

Oct 3, 2018 09:10

Furigana

アメリカのネット通販つうはん大手おおてのアマゾン・ドット・コムは、発送はっそうセンターなどで働はたらく人ひとたちの賃金ちんぎんが低ひくすぎるという批判ひはんを踏ふまえて、来月らいげつからアメリカの従業じゅうぎょう員いんに対にたいする最低さいていの時給じきゅうを15ドル（およそ1700円えん）に引き上ひきあげると発表はっぴょうしました。アマゾン・ドット・コムは２に日にち、アメリカの発送はっそうセンターや傘下さんかのスーパーなどで働はたらく従業じゅうぎょう員いんに支払しはらう最低さいていの時給じきゅうを来月らいげつから15ドル（およそ1700円えん）に引き上ひきあげると発表はっぴょうしました。

それによりますと、対象たいしょうは全米ぜんべいの25万まん人にん以上いじょうに上のぼり、取り扱とりあつかう荷物にもつが急増きゅうぞうする年末ねんまつ商戦しょうせんの際さいに臨時りんじで働はたらく10万まん人にん余あまりも対象たいしょうだということです。

アマゾンは現在げんざいの最低さいていの時給じきゅうを明あきらかにしていませんが、これまでボーナスなどを含ふくめると平均へいきんの時給じきゅうは15ドルを上回うわまわると説明せつめいしていました。

アマゾンが大おおきな利益りえきを得えているにもかかわらず、発送はっそうセンターなどで働はたらく人ひとたちの賃金ちんぎんが低ひくすぎるいう批判ひはんが出でており、世界せかい１いち位いの資産しさん家かとしても知しられるベゾスＣＥＯは「批判ひはんに耳みみを傾かたむけ、何なにをすべきか真剣しんけんに検討けんとうし、模範もはんを示しめすことを決きめた」とコメントしています。

景気けいきが拡大かくだいし、失業しつぎょう率りつが3.9％という低ひくい水準すいじゅんが続つづくアメリカでは、小売こうり最大さいだい手しゅのウォルマートもことし初はじめ、最低さいていの時給じきゅうを11ドル（およそ1200円えん）に引き上ひきあげました。

中間ちゅうかん選挙せんきょや景気けいきの先行さきゆきでも注目ちゅうもく

アマゾン・ドット・コムが従業じゅうぎょう員いんの最低さいていの時給じきゅうを引き上ひきあげると発表はっぴょうしたことについて、ホワイトハウス、国家こっか経済けいざい会議かいぎのクドロー委員いいん長ちょうは２に日にち、記者きしゃ団だんに対にたいして、「よいことだ。賃金ちんぎんの引き上ひきあげに賛成さんせいする。ベゾスＣＥＯは、非常ひじょうにすばらしい経営けいえい者しゃだ」と述のべて歓迎かんげいしました。

また、おととしの大統領だいとうりょう選挙せんきょで民主党みんしゅとうの候補こうほ者しゃ選えらびに立候補りっこうほし、格差かくさの解消かいしょうを訴うったえて多おおくの支持しじを集あつめた、バーニー・サンダース上院じょういん議員ぎいんは「ベゾスＣＥＯがしたことは、アマゾンの従業じゅうぎょう員いんのためだけに重要じゅうようなのではない。ほかの経営けいえい者しゃもあとに続つづくことを強つよく望のぞんでいる」と述のべ評価ひょうかしました。