アメリカの
トランプ大統領は、
中央銀行に当たる
FRB=
連邦準備制度理事会が
利上げを
進めていることについて、「
FRBは
異常だ」と
繰り返し
述べて、
これまでにない
強い口調で
批判しました。
これは、ニューヨーク
市場の
株価が10
日、
大幅に
下落したことについて
記者団から
問われた
際にトランプ
大統領が
述べたものです。
この中でトランプ大統領は「FRBは間違っている。金融を引き締めすぎている」と述べたうえで、「FRBは異常だ」と繰り返し、段階的に利上げを進めるFRBの金融政策を批判しました。
トランプ大統領は、前日の9日にもFRBの利上げが景気を冷やすおそれがあるとして、利上げを急ぐべきではないと述べるなど、たびたびFRBの対応に不満を示していますが、今回はこれまでにない強い口調で批判しました。
一方、ホワイトハウスのサンダース報道官も株価の下落についてコメントを出し、「アメリカ経済は非常に力強い。減税や規制緩和によって失業率はおよそ50年ぶりの低水準で、賃金も上昇している。トランプ大統領の経済政策がこうした歴史的な成功を生んでいて、持続的な経済成長の基盤をつくり出している」と述べ、アメリカ経済は堅調だという認識を示しました。