台湾の
民主化に
尽力し、ことし7
月に
亡くなった
李登輝元総統の
告別式が19
日に
行われ、
蔡英文総統や
政権の
幹部らに
加え、
海外からは
アメリカ国務省の
高官や
森元総理大臣が
参列して
李元総統の
功績をしのびました。
台湾で
初めての
直接投票による
総統選挙を
実現させる
など、
民主化に
尽力した
李登輝元総統は、ことし7
月、
多臓器不全などのため、97
歳で
亡くなりました。
19日は、北部・新北にあるキリスト教系の大学の礼拝堂で告別式が行われ、蔡英文総統や政権の幹部らに加えて、海外からはアメリカのクラック国務次官や森元総理大臣が参列しました。
このなかで蔡総統は「李元総統は、台湾の民主化のための基礎を築いた。試練に満ちた国際情勢のなか、実務外交を推し進め、台湾と民主主義を結びつけ、国際舞台に引き上げた」と述べて李元総統の功績をしのびました。
そのうえで「台湾の人々を代表して李元総統に感謝する。私たちは李元総統の成果を継承し台湾の主体性を引き続き確立して、台湾の民主主義と自由を深めていく責任がある」と述べました。
李元総統は、来月上旬、台湾北部にある軍の墓地に埋葬されます。