大学入学共通テストに
導入される
記述式問題について、
文部科学省は、
現状では、
採点に関する
課題の
解消が
難しいなどとして、
再来年1月の
実施を
見送る方向で
調整に
入りました。
再来年1月から
始まる大学入学共通テストに
導入される
国語と
数学の
記述式問題をめぐっては、
民間事業者に
委託された
採点業務の
質が
確保できるのかという
懸念の
声がある
ほか、
試験後の
自己採点が
困難だという
指摘も
出されています。
こうした中、自民党の部会は、適正に実施できるのか検討し、早急に方針を表明するよう求めているほか、公明党は、見直しや延期の検討を提言しています。
これを踏まえ、文部科学省は、採点にあたる民間事業者などとも連携して、どのような改善が可能なのか検討してきましたが、現状では、採点に関する課題の解消が難しいなどとして、再来年1月の実施を見送る方向で調整に入り、来週にも萩生田文部科学大臣が、方針を明らかにする見通しです。
大学入学共通テストをめぐって、文部科学省は、先月、英語の民間試験について、経済状況や居住地域にかかわらず安心して試験を受けられる制度になっていないとして、導入の延期を発表しています。