プロ野球と
大リーグで
数々の
記録を
打ち立て、ことし
3月に
引退したイチロー
さんが、13
日から
始まる高校生と
大学生に
指導するのに
必要な
学生野球の
資格回復の
研修を
受講することがわかりました。ことし
3月に
引退した46
歳のイチロー
さんは、
現在、マリナーズの
球団特別アシスタントとインストラクターを
務め、
今月1日には
神戸市で
行われた
草野球の
試合でプレーする
姿を
見せていました。
球界関係者によりますと、イチローさんは13日から3日間、東京都内で行われる、プロ野球経験者が学生野球の資格を回復するための研修を受講することがわかりました。
この研修は高校と大学での指導に必要なもので、プロとアマチュアの関係の歴史や高校生のけがの予防法、それに部活動の位置づけや安全対策などプロ側とアマチュア側のそれぞれが用意した講義を合わせて3日間受け、小テストやレポートの提出が求められています。
その後、日本学生野球協会から認められれば高校生と大学生に指導ができるようになります。
通常、資格回復はプロ球団を退団したあとでないと認められませんが、NPB=日本野球機構と日本学生野球協会は、野球殿堂入りした人や殿堂入りに準ずるような野球界に大きな功績を残した人については球団に所属したまま資格回復を認めることで合意していて、イチローさんはマリナーズに所属したまま資格回復が認められる見通しだということです。
イチローさんは、3月の引退会見では「小さな子どもなのか中学生か高校生か大学生かはわからないが、そこには興味がある」とアマチュア選手への指導に意欲を示していました。