このうち競技場の4階部分からは天然芝のフィールドやトラックのほか、木が使われた屋根などを見渡すことができ、すり鉢状に3層に分かれている観客席はそれぞれの層の傾きを変えることで観戦に、より臨場感を出す設計になっているということです。
トイレは車いす用以外にも、発達障害の子どもがいる親や「LGBT」と呼ばれる性的マイノリティーの人などにも配慮して男女共用のトイレもつくられ、室内にはプライバシーを守るためのカーテンが設けられています。
5階にある「空の杜」と呼ばれる空間は、建物の外周に沿って1周しながら桜やもみじなど100種類以上の植栽や景色を楽しむことができ、来年の東京大会のあとには一般に開放することが検討されています。
また建物の東側の門には改築前の国立競技場にあった壁画が設置されました。