金融機関の
間で
小型の
店舗をつくる
動きが
広がっています。
低金利で
厳しい経営環境が
続く中、
窓口で
働く従業員やサービスの
内容を
絞ってコストを
抑えながらも
顧客との
接点は
維持しようというねらいです。
金融業界は、
長引く低金利や
決済サービスに
参入する
IT企業との
競争などで
経営環境が
厳しくなり、
効率化のため
店舗の
閉鎖や
統廃合が
進んでいます。

こうした中で三井住友銀行は、窓口で働く従業員やサービスの内容を絞った小型の店舗を増やしています。
先月、東京 杉並区の住宅街や調布市の商店街に個人客を対象に資産運用の相談サービスを行う小型の店舗をつくりました。
いずれの店舗も従業員の数はおよそ20人と従来の支店の3分の2程度です。
店舗にかかるコストを抑えながらも顧客との接点は維持しようというねらいです。

三井住友フィナンシャルグループの太田純社長は「この10年で来店するお客の数は3割ほど減った。昔のような『駅前の大規模店』にこだわりはなく、気軽に入れて相談できる店舗に変えていきたい」と話しています。
このほか大和証券は、建物の1階にある路面店を減らす代わりに賃料が割安なビルの2階以上にある営業所を増やしています。
三井住友信託銀行も去年、小型店を出し金融機関の店舗の形が少しずつ変わろうとしています。