Actualités japonaises: 安倍首相北朝鮮問題や米大統領選外交手腕問われる１年に

安倍あべ首相しゅしょう北朝鮮きたちょうせん問題もんだいや米べい大統領だいとうりょう選せん外交がいこう手腕しゅわん問とわれる１いち年ねんに

Jan 2, 2020 15:01 4

Furigana

安倍あべ総理そうり大臣だいじんは、米べい朝ちょうの非核ひかく化か協議きょうぎがこう着こうちゃく状態じょうたいにある中なか、北朝鮮きたちょうせん問題もんだいなどに取り組とりくむほか、日にち韓かん関係かんけいの改善かいぜん、さらにアメリカとイランの緊張きんちょう緩和かんわに向むけても外交がいこう努力どりょくを続つづける方針ほうしんで、アメリカ大統領だいとうりょう選挙せんきょの行方ゆくえもにらみながら、一連いちれんの外交がいこうを展開てんかいしたい考かんがえです。日にち韓かん関係かんけいでは、１いち年ねん３さんか月かげつぶりとなった先月せんげつの首脳しゅのう会談かいだんで、「徴用ちょうよう」をめぐる問題もんだいについて対話たいわを継続けいぞくして解決かいけつさせる方針ほうしんで一致いっちしたものの、ムン・ジェイン（文ぶん在ざい寅とら）大統領だいとうりょうは、輸出ゆしゅつ管理かんりの問題もんだいなどと絡からめて解決かいけつを図はかるよう求もとめ、日本にっぽん側がわとの認識にんしきの違ちがいが改あらためて浮き彫うきぼりになりました。

日本にっぽん政府せいふは、韓国かんこく国会こっかいの議長ぎちょうが提出ていしゅつした法案ほうあんが審議しんぎされている間まは、日本にっぽん企業きぎょうの資産しさんの現金げんきん化かを進すすめることはできないとみて、この間このかんに韓国かんこく政府せいふが具体ぐたい的てきな対応たいおうに踏み出ふみだすか、注目ちゅうもくしています。

憲政けんせい史上しじょう最長さいちょうの在任ざいにん期間きかんとなり、第だい2次じ政権せいけん発足ほっそくから８はち年ねん目めとなることし、喫緊きっきんの外交がいこう課題かだいは北朝鮮きたちょうせん問題もんだいへの対応たいおうです。

非核ひかく化かをめぐる米べい朝ちょう協議きょうぎはこう着こうちゃく状態じょうたいにあり、キム・ジョンウン（金きむ正ただし恩おん）朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとう委員いいん長ちょうは、ＩＣＢＭ＝大陸たいりく間かん弾道だんどうミサイルの発射はっしゃ実験じっけんなどの中止ちゅうしを、見直みなおす可能かのう性せいを示唆しさしています。

こうした中なか、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは先月せんげつの日にち中ちゅう韓かん３さんか国かこくの首脳しゅのう会議かいぎで国連こくれん安保理あんぽり決議けつぎの確実かくじつな履行りこうを改あらためて確認かくにんし、習近平ちから国家こっか主席しゅせきとの会談かいだんでも協力きょうりょくを強つよく求もとめるなど、引き続ひきつづき、関係かんけい国こくと連携れんけいしながら、さらなる挑発ちょうはつを行おこなわないよう働はたらきかけを続つづける方針ほうしんです。

一方いっぽう、ロシアとの平和へいわ条約じょうやく交渉こうしょうでは、最大さいだいの課題かだいといえる安全あんぜん保障ほしょう問題もんだいでプーチン大統領だいとうりょうとの議論ぎろんを本格ほんかく化かさせるほか、中国ちゅうごくとの間までは、習近平ちから国家こっか主席しゅせきの春はるの来日らいにちに合あわせて、東シナ海ひがししなかいをめぐる問題もんだいなどで改善かいぜんを見みいだせるかが焦点しょうてんです。

さらにアメリカとイランの対立たいりつの緊張きんちょう緩和かんわについても、日本にっぽんが役割やくわりを果はたせるよう、水面すいめん下かでの外交がいこう努力どりょくを続つづける方針ほうしんです。

安倍あべ総理そうり大臣だいじんとしては、秋あきに行おこなわれるアメリカ大統領だいとうりょう選挙せんきょの結果けっかが一連いちれんの外交がいこうに影響えいきょうを及およぼす可能かのう性せいがあることから、その行方ゆくえもにらみながら、外交がいこうを展開てんかいして着実ちゃくじつに成果せいかをあげたい考かんがえで、ことしは、一層いっそう手腕しゅわんが問とわれる年としになります。