香港で
抗議活動が
続く中、
中国政府は
香港に
ある出先機関の
トップを
交代させたことを
発表しました。
これについて
香港の
メディアは、
中国の
指導部が
一連の
抗議活動についての
出先機関の
情勢分析などに
不満を
抱いていたとする
専門家の
見方を
伝えています。
中国政府は
4日、
香港に
ある中国政府の
出先機関、「
香港連絡弁公室」の
トップ、
王志民 主任を
交代させ、
後任を
任命したことを
発表しました。
交代の
理由については
明らかにされていません。
これについて香港のメディアは、王氏の在任期間が2年余りと異例の短さだったことから、中国の指導部が香港で7か月近く続く抗議活動についての出先機関の情勢分析などに不満を抱いていたとする専門家の見方を伝えています。
王氏はこれまで一貫して、香港政府を支持する立場を表明し、香港政府トップの林鄭月娥 行政長官が先月、北京で習近平国家主席と面会した際にも同席していました。
一方、王氏の後任には中国内陸部の青海省や山西省の共産党委員会書記などを歴任した駱恵寧氏が任命され、中国政府としては、経験の豊かな人材を充てることで、香港政府との連携を強化するねらいがあるとみられます。