イラン
軍がウクライナの
旅客機を
誤って
撃墜したことを
認めたことについて、イランの
最高指導者ハメネイ
師は
深い哀悼の
意を
示すとともに、
原因の
究明や
責任の
所在を
明らかにするよう
軍に
指示したことを
明らかにしました。
今月8日、イランの
首都テヘラン
近郊の
空港を
離陸したウクライナ
国際航空の
旅客機が
墜落し180
人近くが
死亡したことについて、11
日、イラン
軍は
一転して、
誤って
撃墜したことを
認めました。
これについて、イランの最高指導者ハメネイ師は声明を発表し、「調査の結果、今回の旅客機の事故で、人為的な過ちが認められたことが報告され、この悲しい事故で人々が亡くなったことに衝撃を受けている」としたうえで犠牲者の家族に深い哀悼の意を示しました。
そのうえで、イラン軍に対して今回の撃墜についての原因究明や責任の所在を明らかにするよう指示するともに、すべての関係機関に再発防止のためにあらゆる措置をとるよう求めたということです。
また、イランの政府系通信社ファルス通信によりますと、前日の10日朝にこれまでの調査の結果から人為的なミスによって旅客機が撃墜されたことがハメネイ師やロウハニ大統領に報告されたとしています。
これを受けて、ハメネイ師は、国の最重要政策を決定する最高安全保障委員会を緊急で開催するよう求め、10日夜に会議が開かれたあと、ハメネイ師の指示に基づき、公表に至ったとしています。